遠山式超立体写真集

以前紹介した月刊ヤングマガジンの3D付録(こことかここ)ですが、遠山式という素晴らしい方式を採用していました。いろいろ見てたら、写真集も出ているようなので今日はその話。

「Touch it!―遠山式超立体写真集」

この遠山式ではホームページがあって、(それほど活発な更新は無いようですが、)そこの展示室には色々な画像が載っています。多分、157枚くらいです。何より無料で楽しめますから、ちょっと見てみたいという方は、まずココをチェックすると良いかと思います。

一方、この書籍を買うと良いことは、以下のような感じ。

  • 3Dメガネが付いている。(これは自作するのは面倒なんですよね)
  • いろいろ見たところでは、ホームページの画像とのダブりは無し。この本オリジナルの画像が38枚(表紙含む:数え方によっては数枚少ないかも)も楽しめる。
  • ちゃんとした印刷物だけあって、高い解像度と確かな色合いの画像が楽しめる。
  • 来客とかにパッと見せて受けがとれる。

ただ、これはこの手のモノの宿命ですが、最初のインパクトは素晴らしいんですが、手元に置いて何度も見返すか? というと、微妙な部分も有るんですよね。被写体も、普通の2Dでも十分インパクトがあるようなものは、(もちろん、私個人の感覚ですが)ほとんど無いと思いますし、見開きで1枚になっているモノは、大きくて良いけど、ちょっと見にくいし。まあ、あくまで好事家向けの本だとは思います。

任天堂3DSの登場で、いまや裸眼3D映像が安価に楽しめる(しかもインタラクティブに動く!)ようになり、こういうメガネで静止画を見るのは時代遅れなのでしょうが、ある程度のサイズの映像を手元で愛でるのは何とも言えない良さがあります。思わず撫でたくなる(撫でられないけど)ような感じでしょうか。あとは、大判の画集とかが好きな人も(被写体が合えば)楽しめると思います。
そんな高価な本でもないですし、少なくとも私の周りでは目が痛くなったりする人もいないから、子供と一緒に楽しんだりしても良いかな、と思います。