超人ロック SPECIAL NIGHT 2011

昨日、新宿ロフトプラスワンで開催されたファンイベント超人ロック SPECIAL NIGHT 2011に行ってきました。写真はイベント限定冊子(やはり宇宙は黒いですね)と、少年画報社さん提供のしおり(かなり嬉しい)です。

あの阿佐ヶ谷 3/11が中止になって、それでもめげずに再度の開催まで尽力された小林治さん、藤津亮太さんにはただただ感謝です。このようなイベントに参加するのは初めてだけど、すごく幸福な時間を過ごさせてもらいました。なにせ最初は、狭いし微妙に暑いしでちょっと憂鬱気分だったんだけど、始まって直ぐにそんなことは忘れてしまい、やはり司会の小林さんのリードのおかげかなあ、と。(初登場のページとか帰ってから単行本を確認しなおしましたよ。コマと台詞は憶えていたんですが。。。)

2部構成で、1部の現役漫画家さんによるロック語り(スケッチブックにイラスト描いて!)も素晴らしく面白かった*1し、2部の聖悠紀先生によるトークはもう、ただただ頷くばかりだったんですが、中でも印象深かった点を幾つか。

ジャンプ作家?

飛び入り(無理矢理?)参加の作画グループばばよしあきさんが、聖先生の作品を出版社に売り込みに行ったときの話。当時は少女漫画風の絵柄がきつかったため、なかなか少年誌には受け入れてもらえなかった。ただ、色々なところを回ったけど、実は最も食いつきが良かったのはジャンプだった。編集会議で駄目だったが、少し時代よりも早すぎた、と。
「この宇宙に愛を」(1969年!)を描いた段階で、少年ジャンプで商業デビューとかになっていたら、どうなってたんだろうなあ。今のような形ではロックは読めなかったかもしれない。

常に最新の

「もっとも頑張って(お勧め?苦労?)いるのは最新の連載中のロックです。」とのお言葉。先生は60超えられているんですよ。いやあ、もうただただ頭が下がります。

お別れ際の

ゲストの方々全員で、最後、本当に最後の挨拶をされて退場される際に、聖先生が客席側に向かって一礼されたんです。ステージ脇を降りる寸前、照明の当たりにくい場所で、「本当にありがとう」という感じで。
なんかもうね、30年以上読んできて良かったと、頭下げるのはこっちですよと。


本当に元気をもらった楽しい一夜でした。聖先生、末永く執筆を続けられるよう祈っております。

*1:ゲストの漫画家さんはファンでありイベントのゲストでもあるわけですが、さすがプロ。ご自分が楽しまれつつも読者(?)への配慮も忘れない。全ての方が素晴らしかったのですが、とりわけ樹崎聖先生の話は全部納得でした!