金貨を売った話

昨日ではなくて一昨日(8/9)、金貨を売ってきました。ウィーン金貨ハーモニーの1オンスで、手に入れたのは15,6年ほど前になります。特に思い入れがあって手に入れた物ではないので、すっかり存在を忘れていたのですが、部屋の片付けというか大整理をしてたら出てきました。ちょうど値段が上がっているというニュースも見たのと、都心に出る用事があったので、そのついでに売ってしまう事にしました。

売却のあらまし

売却は、GINZA TANAKAで行ったのですが、凄い混雑で驚かされました。(ちなみに、午後6時のニュースにも、このお店が出てました。金価格上昇に伴い売る人が増えている、という内容でしたが、これを見たのは、まさに待合室のテレビでして、周りの人も「ココだよ」とか呟いていたのが印象的でした)
お店の人も「お待たせして申し訳ありません」を連発するくらいの混みようで、15:30頃に申し込んで終わったのが20:30近くだったのですが、それでも物腰柔らかで丁寧な接客は、さすが貴金属を扱うお店という感じでした。(初めて行ったんですが、正直申しまして私などは場違いだあ、という感じです。まあ、私以上に浮いている人も何人か見かけたので、本当に盛り上がってるんでしょうね)

実際の売却手順はこんな感じでした。

  • 15:00頃に受け付け用の機械で、売りたい物の種別、大きさ、数量などを選択すると、受付伝票が出てきます。それに名前などの必要事項を記入します。受付番号が書いてあるのですが、店員さんに聞くと、現状からみて、あと2時間はかかりそうとの事。しばらく外で時間をつぶす事にします。(最初は散歩するつもりでしたが、あまりにも暑くて喫茶店に待避)
  • 17:30頃にお店に戻りましたが、まだかかりそうな様子。結局、18:20位まで待ったのですが、まだかかるとの事で店員さんからも「よろしかったら、お食事などされてきても大丈夫です」と言われたので、食事に出かけます。
  • 20:00位(本当はもう閉店)に戻ってくると、受付可能になっていました。実際には19:40位にはできたようです。案内されたカウンターで、先ほどの受付伝票、金貨の実物、身分証明書を渡して、受け付けてもらいます。実物の確認は、あっさり。やっと終わりかと思ったら、お金の引き渡しは、更に20分くらい待つという事に。「まあ、本物かどうかの鑑定も必要なはずだし、当たり前だよね」と。
  • 更に待つ事20分くらいで、呼び出され、やっと現金を受け取れました。以下が、そのときの計算書です。まだ30人以上居たので、一体何時に終わるのやら。店員さんも破格の混みようだと言ってました。


実際に売却してみて

実際に売却すると、結構な値段でした。
調べると、地金の値段が15,6年前で1,300円/gくらい、今回は4,635円/gなので、3倍以上の値上がりだった事になります。まあ、今回は株安などを受けての値上がりのタイミングで、偶然見つける事が出来て、ラッキーでした。(改めて確認すると、1980年は6000円以上の値をつけた事もあるようです。1979年のイラン革命、第2次石油危機、ソ連アフガン侵攻というリスクに、インフレが重なった事が原因のようですが、今回の高騰も記録され、後で振り返ると、、、という事になるんでしょうかね。)
それで、何に使うかですが、連れ合いがトルコ旅行用に積み立てたいというので、貯金に決まりました。(最初の一歩ですね。まだまだ足りないんで、何時になるかわからないのですがね)

P.S.
今回どこまで上がるかは、、、まあ、素人にはわかりませんし、もう、手元には無いのでどうでも良いですが、まだ上がっているようですね。対照的に株式の方は酷い事になっているようで、先行き不透明な感じですね。